とん汁ダイエット

とん汁ダイエット54日目【普通】

普通って人それぞれ。

子供のころ

子供のころは同級生にいつも引け目を感じていた。うちはいわゆる普通の家庭ではなかったから。

部屋はいつも汚かったし、洗濯物もたまっていた。

洗濯をするのもアイロンをかけるのも自分で。

遠足や運動会の日のお弁当を作るのも自分で。

服はもらいもの。可愛い服なんてない。

靴下はそろってなくていつも片ちんばで。

パンツも姉妹に履かれてなくて、母のパンティーを履いたりしていた。

私は大事にされていない、愛されていないと本気で辛かったし悩んでいた。

だから私は、テレビの中に出て来る優しい母親像に憧れた。

”お帰りなさ~い”と、おやつと一緒に3時に家で帰りを待っててくれる優しい母親に。

良妻賢母

大人になり、私の夢は良妻賢母になっていた。

旦那さんと仲が良く、3時に子供の帰りを待っているお母さんに。

下手なりに頑張って、部屋は”まあまあ”を保てている。

洗濯物は毎日回して干しているし、アイロンもかけてあげれている。

早起きしてお弁当も作っているし、誕生日の日のケーキを焼いて手作りしている。

服、靴下、パンツ、困らないようにそろえてあげている。

寝る前や朝起きたときにはハグもしている。小さい頃はしていた。

旦那さんと仲がいいし、喧嘩もたまにしかしない。

3時におかえりなさいも出来ていたけど、一番下の子の時にはフルタイムで働くことになって、

児童館にお願いすることになってしまったけれど。

こうやって文字にしてみると、そこそこ出来ているじゃないか。

モヤっとするのは、

もう子供が高校生なのに、一度もディズニーランドにもユニバーサルスタジオジャパンにも

連れて行ってあげられてないこと。

そう、日常はそこそこなんだけれど。。。

ほぼ旅行に連れて行ってあげられてないこと。。。

全くどこにも行っていないわけではなくて、

両方の実家には毎年帰って、顔を見せてせめてもの親孝行をしている。

それだけでお財布が精一杯。

子供にも最低限は出来ているが、満足するほどは買い与えられていないし、

お小遣いも満足するほどあげられていない。

ずっと、子供に満足させてあげられてないことに罪悪感を感じていたし、

自分自身も、こんなに旅行に行けれないなんて予想していなかったから、

悲しくて。

やりきれなくて。

頑張ってきたけど、

嫌になってきて、

それでも頑張ってきたけど、

本当に嫌になってしまった。

もっと苦労されてる人もいるんだから、自分はありがたい方だと言えばその通りです。

が、どんだけもお金を持っている人が、何度となく旅行に行っているのをみると

悲しいし、悔しいし、何十分の1も叶わない自分に苛立ちを感じる。

ちょっとくらい何でできないの?って。

こんなのおかしいよ!って心が言ってる。

いつか、いつかいつかいつかいつか、叶えられますようにー。

-とん汁ダイエット